フィリピン有名大学新卒者の採用支援


当社は、第2言語である英語の能力が高く、国外での就業について前向きなフィリピン人の有名大学新卒者を採用するための支援業務を行っております。


 


1. フィリピン人を活用する日本企業


世界各地で事業を進めるため、フィリピンを人材供給拠点として活用する日本企業が増えています。例えば、常石造船株式会社(技術インストラクター育成)、日本郵船株式会社(船員の高等教育)、株式会社小松製作所(サービスエンジニアの育成)がフィリピン人を採用しています。この背景には、フィリピン人の高い英語能力に加え、人件費の安さなどの利点が認識されてきたからです。



今後は、たとえ日本語を上手に使えなくても、この英語能力を最大限に生かし、サービス業スタッグやIT分野エンジニアだけでなく、英語を使うマーケティングや営業のためのスタッフや管理職に採用する日本企業が増えると考えられます。


2. 高い英語能力


英語圏の大学・大学院への留学のための試験TOEFL iBTや、Business English Index(BEI)のランキングを見ても、フィリピン人の英語力は高いです。以前は小学校1年生から、2009年7月からは小学校3年生から、英語を段階的に取り入れるよう、教育方針が転換されています。しかし、映画・テレビ・新聞で英語がかなり使われており、日常的に英語に接する機会が多いことが、フィリピン人の高い英語力の土壌になっています。


(1)TOEFL iBT:アジア圏30ヶ国の最高得点は、シンガポール98点、インド91点、パキスタン90点、マレーシア89点、フィリピン89点の順。


(2)Business English Index(BEI):非ネイティブスピーカーの実際的なビジネス英語能力を国別に評価する指数であり、もっともスコアが高かったのはフィリピンの7.95点。



(出所:Pearson English)


この高い英語力と物価・人件費の安さを求めて、多国籍企業のコールセンターなどがフィリピンに集積しています。


3. フィリピン人海外労働者の存在


フィリピン人海外労働者(Overseas Filipino Workers、OFW)数は約8百万人であり、フィリピンの全労働人口約41百万人の5分の1は、海外で働いていると言われています。この理由の一つには、7%という高い失業率の国内では雇用の場が少ないからです。そのため、海外で就業するという選択をする人が大勢いますし、国内でも経験の機会に恵まれていない、高学歴で優秀な人材が多く埋もれています。


4. フィリピンの有名大学


2013年のフィリピンの大学数は1,923大学、学生数3.56百万人です。ロンドンを拠点とするQuacquarelli Symonds Ltd.が、2009年より毎年発表している、アジア圏に属する大学に限定したトップ300大学ランキングQS University Rankings: Asiaにランクインしているフィリピンの大学は、4大学有ります。


5. 新卒求人の状況


フィリピンでは、新卒求人は少なく、新卒者は就職難に置かれています。人材募集では、経験者が求められるので、有名大学の成績優秀者でないと、新卒が正社員で採用されるのは、コネなどに限られています。多くの新卒者は、契約社員で経験を重ね、正社員の職を探す方法を取っています。


新卒者の採用タイミングは、大学の卒業時期である2月及び3月です。新卒者は、卒業時期の前後から、大学の就職課や新聞・インターネットでの職探し、ジョブフェアへの出席、人材派遣会社への登録などで、仕事探しを開始します。有名大学の場合、良い人材を求めて、企業の採用担当者が大学の就職課を介して、大学校内で説明会を実施しています。


6. 当社のフィリピン有名大学新卒者の採用支援とは?


国内外で評価の高い3大学、University of the Philippines(フィリピン大学)、Ateneo de Manila University (アテネオ・デ・マニラ大学)、De Lasalle University(デ・ラ・サール大学)の職務経験の無い新卒者や、職務経験の有る大学院修了者を採用する活動を支援します。


本支援サービスにご関心のある方は、からご連絡下さい。