株式会社 亜門

DQ Entertainment Limited

インド中南部アーンドラ・プラデーシュ州の州都、Hyderabad（ハイダラバート）に本社を置くDQ Entertainment Limited（DQE）は、アニメーション及びゲーム制作会社として、米国やフランスの映画会社やテレビ局から制作委託で業容を拡大、現在は、委託業者という立場から、企画側と共に制作者の立場を固めつつあります。

DQEは、2007年12月、London Stock Exchange（ロンドン証券取引所）の新興企業向け市場Alternative Investment Market（AIM）に上場、56百万米ドルを調達しました。調達資金を元手に、ハイダラバートには10つの施設、アニメーターやコンピューターエンジニア1,000名を雇い、Kolkata（コルカタ）の拠点に所属する280名のスタッフも、今後1年間で3倍にする計画を発表、Kolkata（コルカタ）のRajarhatを、今後のアニメーション制作の拠点にする予定です。DQEは、人材確保のため、7つのアニメーション学校も運営しています。2007年のDQEの年間離職率は30％もあったそうですが、それも大きく改善されているそうです。

人材確保の背景には、競合するアニメーション制作会社は海外からの制作委託が減少、人材採用も休止している最中、DQEはこれまでの実績を武器により多くの制作案件の米国や欧州から受注しているからです。

DQEの会社案内（2008年版）は、をご覧下さい。

これまで取り組んできた共同制作アニメーションには、米国市場で人気のあるキャラクターTwisted Whiskersのアニメーション共同制作プロジェクト8百万米ドル、Casperのプロジェクト9百万米ドル、Little Nicholasやマーベル・コミックのキャラクターIron Manのプロジェクト7.8百万米ドルがあります。

DQEは、欧米向けアニメーション共同制作プロジェクトを進める一方、その市場向けのアニメーションを企画・制作する人材を獲得するため、フランスのMethod FilmやアイルランドのTelegael Media Groupの買収もしています。

現在DQEが取り組んでいるのは、インド独自のコンテンツに基づくテレビと映画用アニメーションの単独制作です。既に100万ルピー（約236百万円）を投資、今後１～2年で200万ルピーを追加投資する予定です。

DQEは、日本のアニメーション制作会社との共同で、日本のアニメーションの人気が高いアジア諸国向けに、アニメーションを制作するプロジェクトに関心を持っております。DQEとのアニメーション共同制作にご関心に関心のある方は、からご連絡下さい。

なお、以下の動画は、DQEが制作した3Dアニメーション「Iron Man- Armoured adventures」のシーズン1です。米国では2009年4月24日からNicktoons Networkで放送、カナダでは2009年4月12日からCanadian network Teletoonで放送されております。DQEの他の作品は、でご覧下さい。