株式会社 亜門

Minh Hung Group

Minh Hung Group（ミン・ホン・グループ）は、2001年に飲料用PETボトルの生産を開始、2005年からは後述する防虫剤処理蚊帳の生産も始めました。現在は、総従業員90,000人、PETボトル、PET飲料水、食用油、牛肥育用のハーブ飼料、物流など9つの事業部門があります。 減税特典のある工業開発区域内に位置する、2ヘクタール敷地のTien Giang（ティエンザン）工場では、PETボトルや防虫剤処理蚊帳などを生産しており、工場従業員数は8000人です。

Minh Hung Groupが、このTien Giang工場（メコン・デルタ地帯に位置し、ホーチミン・シティーから南西へ70km、車で約1時間）を軸に、日本の製造業に向けて紹介しているのが、Contract manufacturing services（CMS、外注工場サービス）です。この外注工場サービスは、非主要生産品でない商品や、需要の読みにくい新規商品の生産に際して、特定の生産拠点を持ちたくない企業様向けのサービスです。

このCMSの仕組みは、以下の通りです。

（1）発注者は、Minh Hung Groupが資金を銀行から調達するため、銀行が取引先企業の依頼に応じてその信用を保証するために発行する証書（信用状）を用意する。

（2）Minh Hung Groupは、信用状に基づき、現地銀行から資金を調達し、工場の建設、人材の採用と雇用・給与の支払い、生産、出荷を行う。

（3）発注者は、所定の価格で製品を購入し、Minh Hung Groupへ購入代金を支払う。

日本企業では、住友化学株式会社が、防虫剤処理蚊帳「オリセットネット」の生産で、このCMSを利用しています。「オリセットネット」は、2001年、世界保健機関（WHO）から世界で初めて長期残効型蚊帳としての効果が認められ、使用が推奨され、現在、国連児童基金（UNICEF）などの国際機関を通じて、80以上の国々に供給されている商品です。

Minh Hung Groupの外注工場サービスにご関心のある方は、からご連絡下さい。