固定層活性汚泥法による下水処理システムOrganica FCR

2014/6/14 11:10 投稿者:  AmonCorp

Organica Water Inc.

1998年創業のOrganica Water Inc.は、ハンガリーのブタペストを拠点とする、下水処理技術の提供とその施設設計を行う会社です。現在、米国、インド、中国及びインドネシアに販売事務所を設けており、インドネシア事務所を核に、東南アジア諸国及び日本での事業展開を目指しています。

 

Organica Water Inc.は、微生物培養地となる人工固定膜と生物膜を併用するFixed-Bed Activated Sludge technology(FBAS、固定層活性汚泥法)による下水処理システムOrganica FCR (Food-Chain Reactor) を提供しています。

 

 

 

 

 

下水処理システムOrganica FCRは、人工固定膜と生物膜を併用することで、従来の生物膜法と比べて、(1)省スペース、(2)下水処理施設の省エネルギー、(3)栄養塩除去効率の改善などの効果が期待出来る下水処理システムの最善ソリューションとして、利用が広がっています。

 

(1)省スペース

下水処理システムOrganica FCR施設の処理槽では、1立方メートル当たり12~18kgの微生物量が維持出来ます。この量は、従来の生物膜法の3~4倍であるため、下水処理システムFCR施設は、従来施設の50~70%に小さく出来ます。省スペースにより、用地や施設の建設コストは低減化されます。

 

 

 

(2)下水処理施設の省エネルギー

通常の生物膜法を使う施設の電力の50%は、微生物を生存させ、浮遊状態にするためのブロワーやエアーポンプ稼働のために消費されます。一方、下水処理システムOrganica FCR施設は、微生物は人工固定膜と生物膜に付着します。また微生物は処理槽の低い場所に付着し集まるため、微生物を浮遊状態にした水よりも綺麗な状態となり、酸素の供給も容易になります。この結果、ブロワーに消費する電力は、従来の生物膜法を使う施設より30%に小さく出来ます。

 

加えて、処理上で生成される汚泥の削減にも効果があります。下水処理システムOrganica FCR施設には、3,000~4,000種類の微生物が棲みつきます。(従来の生物膜法を使う施設では、600~800種類)微生物の種類が増えると、食物連鎖の層が増えます。そのため、より上の階層の生物が排出する汚物を、一番下の階層の微生物が消費する仕組みが出来るので、 汚泥を30~40%削減することが可能です。

 

下水処理システムOrganica FCR施設の日本での販売代理業務にご関心のある方は、からご連絡下さい。

 

Organica Water Inc.
Organica Water Inc.

ホームページURLhttp://www.organicawater.com/
住所Level 30, South Tower Sampoerna Strategic Square Jl Jend. Sudirman Kav 45-46 Jakarta 12930